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洗剤について良く知ろう

洗剤について

洗剤(せんざい)は、衣類や食器、人の体や機械などの洗浄をするために、化学的に作り出された製品です。
界面活性剤を主成分として、これは汚れをつつみこんで、水などに分散させる効果があります。
界面活性剤を補助するために、キレート剤(金属封鎖剤)やpH調整剤、塩分、土類、タンパク質や脂質、糖質を分解する酵素などを組み合わせて、製品化されています。

洗剤は、家庭用品品質表示法によって、いくつかの種類に分けられています。使う界面活性剤の種類によって、洗浄作用が変わってきます。

◆合成洗剤
主な洗浄作用が「純石けん分以外の界面活性剤の働き」によるものです。研磨材を含むものと、化粧品(クレンジングオイルなど)は合成洗剤からは省かれます。

◆洗濯用又は台所用の石けん
主な洗浄作用が「純石けん分」の界面活性作用によるものです。ただし、研磨材を含むものは除かれます。


人体への影響

現在日本で販売されている洗剤は、人体への影響が少ないものです。
もちろん、食べ物ではないので、直接摂取はダメですが、洗濯物のすすぎ残りや洗い残しなど、肌に触れることで体に入ってしまう可能性があります。
これらは、ほとんどが肝臓で分解できるもので、体内で分解できない分は、尿などによって体外に排出され、蓄積することは無いと言われています。
ただし、他の物質と比べると、分解されにくいため、直接の多量摂取は危険なのです。

これをもう少し詳しいデータで説明してみましょう。
家庭用洗剤の皮膚からの浸透量(洗濯物に残ったものや、食器のすすぎ不足で残った洗剤、食料品に付着している分など)は、多く見積もっても14.5mgだそうです。これは、体重50kgの人に対する影響量の0.1%程度なので、発がん性などの健康被害は受けない、と言われているのです。

それよりも、界面活性剤の影響で注意が必要なのは刺激性です。
主婦湿疹と言われる手荒れのように、種類によっては、強い肌荒れを引き起こすことがあります。これは、界面活性剤の洗浄力が、皮膚の角質にも作用して、油分を落としすぎてしまうからなのです。

最近では、界面活性剤を使っていないいわゆる「無添加」製品の開発がすすめられています。しかし実のところ、無添加だから体にいいかどうかは、はっきりしていないと言われています。天然成分から作った石鹸でも、刺激がないわけではなく、人体への影響にはさほど差がないようなのです。


排水問題

合成洗剤が与える悪影響といえば、人体に与えるものより、生態系に対する影響の方がはるかに多く問題視されています。

家庭用洗剤の中に含まれている。成分は、水1リットル当たりに数ミリグラム含まれただけで、魚が死滅するほどの悪影響があると言われています。しかし、一つ一つの家庭から排出されるそれらの物質の量は微々たるもの。少しだけなら大丈夫、という考えが、大きな環境汚染への第一歩となってしまったのです。

水質汚染の問題は、昭和40年代ごろから始まっており、単に洗剤成分の問題だけではありません。少し前まで、洗濯洗剤には「リン酸塩」が含まれていました。これは、排水に含まれると水質が「富栄養化」し、河川の水質汚濁を引き起こしました。赤潮の発生です。これによって、リン酸塩の入っていない、いわゆる「無リン」洗剤を使おうという市民運動が起きました。けれども、実際には、リン酸塩を排除しても、環境汚染がやむことは無かったのです。

最近では、ほとんどの地域で上下水道が整備されており、生態系に悪影響を及ぼす排水は、下水道によって処理施設を通してから自然界に戻されることになっています。

洗剤もまた、環境に配慮した開発が進められ、界面活性剤が水中に残ったとしても、微生物によって簡単に分解されるようになってきました。
それでも時折、あちらこちらの河川で、いまだに赤潮の発生など明らかに洗剤汚染であろうという公害も発生しています。


家庭用品品質表示法

洗剤の種類がいろいろあって、何を使えば良いのかな?と迷ったとき、その製品のパッケージに書いてある説明書きを見てみましょう。

そこには、品目とともに、成分が記載されているはずです。
これは、「家庭用品品質表示法」という取り決めにしたがって、市販されている商品には必ずついているものです。

この表示は、私たち一般消費者が、危険なものを手にしないように…つまり「
利益の保護」を目的に付けられています。逆にいうと、販売者は情報きちんと開示しておくことで、選択の自由を消費者にゆだねているのです。
ですから、製品の使用については品質表示を確認した消費者自身の責任であるともいえますよね。つまり、何らかの小さいトラブル(色落ちしたり、汚れがあまり落ちなかったり、肌荒れしたり)があったとしても、きちんとした表示があれば、納得して買ったということになってしまうのです。

家庭用品品質表示法では、消費者が品質を見分けることが困難で、しかも見分ける必要が高い家庭用品が、品質表示の対象とされています。

しかし、その成分の内容を知ってないと、果たしてそれが安全なのかどうか判断つけにくいですよね。
例えば、ある洗剤の商品表示では次のように書かれています。

品目 洗濯用合成洗剤
液性 中性
成分 界面活性剤(27% ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、安定化剤、柔軟化剤
無けい光

さて、この内容、ちゃんと理解できますか?


洗濯洗剤

市販の洗濯洗剤にはいろいろな種類があります。白く洗い上げる、色柄洗いにOK、シワができにくい、ドライマークにも使える…などなど

これらのどこが違うのかというと、液体の性質が「弱アルカリ性」か「中性」かということです。
一般的に汚れは酸性のものが多くて、アルカリ性でよく落ちます。
つまり、逆の性質を与えることで、中和させるわけです。

市販の洗剤には、蛍光剤(蛍光増白剤)が配合されているものがあります。
これらは、繊維に付着させて白く見せるための染料で、白く洗いあげたいものに使います。
ただし、この成分は汚れを落とすための成分ではなく、白さを追加するものなので、生成りやパステル調など、自然の風合いを生かしたものには不向きです。


pH(ペーハー)とは?

物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値を、水素イオン指数(すいそイオンしすう)=pH(ペーハー)と言います。
通常、水に溶けているものの性質を、0〜14までの数字で表しています。

pH=7を中性と、pH値が小さくなればなるほど酸性が強く、逆にpH値が大きくなればなるほどアルカリ性が強いということです。

家庭用品品質表示法では、pH=8〜6のものが中性洗剤と定められています。7より小さくなるほど酸性が強く、7より大きくなるほどアルカリ性が強くなります。


弱アルカリ洗剤の特徴

弱アルカリ洗剤は、綿、麻、合成繊維を洗うのに適しています。
一般的な汚れは酸性なので、中性よりもアルカリに傾いている方が洗浄力が高いのです。
一般的な衣類用洗剤や石鹸は、弱アルカリ性で、酵素やビルダー(洗浄助剤)も配合され、汚れが落ちやすくなってます。

弱アルカリ洗剤を繊維に浸透させたときに、膨張による変質を起こしやすいので、毛(ウール)や絹(シルク)には適さないのですが、強くこすったり強い脱水をかけなければ、大丈夫です。


中性洗剤の特徴

中性洗剤とは、洗剤液のpHが6.0以上8.0以下の製品です。
厳密にいえばpH=7が中性なので、少しだけアルカリ性に傾いていることもあります。

弱アルカリ洗剤よりも洗浄力が落ちますが、素材に対する悪影響が少ないため、(ウール)や絹(シルク)などのデリケートな衣類にも使うことができます。
「おしゃれ着洗い」として売られている洗剤は、ほとんどが中性です。


漂白剤の選び方

洗濯用洗剤だけでは、どうしても汚れが落ちないときがあります。
特に、繊維の奥まで強く染み込んでしまった泥汚れや、時間が経ってしまったために落ちにくくなってしまったシミや黄ばみ、汚れには、漂白剤を使いましょう。
漂白剤は、化学物質の酸化、還元反応を利用して色素を分解させる薬剤のことです。
大きく分けて、「酸素系」と「塩素系」があり、それらを混ぜて使うと塩素ガスが発生しとても危険です。

◆酸素系漂白剤

すべての色の漂白に使えます。
市販の酸素系漂白剤には、液体のものと粉末のものがあります。
漂白力にはさほど差がありませんが、液体のものは酸性、粉末はアルカリ性です。

◆塩素系漂白剤

漂白力がとても強いため、白い物以外には使えません。
白い物でも、繊維そのものの色まで落としてしまうので、自然の風合がなくなってしまいます。洋服の漂白には向きません。
主に住居のカビ取り剤として使われるものです。

◆還元漂白剤

化学反応を使った漂白剤です。基本的には、脱色を起こしやすいため塩素系と同じく白い物以外には使えません。しかし、酸素系漂白剤で落ちないシミが落ちる場合があります。
目立たないところで色落ちしないこと試してから、使ってみてください。


柔軟剤

衣類は洗濯をするとどうしてもゴワゴワした感じが残ります。
これは、どんなにきちんとすすぎをしたつもりでも洗剤の成分が残ってしまうからです。
そこで、洗濯後の繊維に柔軟性を与えるために使う仕上げ剤が、柔軟剤です。柔軟性を入れることで、帯電防止(静電気防止)にもなります。

柔軟剤の成分も、洗剤と同じく界面活性剤なのですが、柔軟剤に使われるものは洗浄効果がありません。プラスイオンのため、洗剤に使われているマイナスイオンに反応して、中和させるのです。

しかし、柔軟剤は水分を吸わなくなるという欠点があります。柔軟剤はたいてい液体で市販されていますが、長く置きっぱなしにしておくと固まってしまうことがあります。固まっても成分が変わるわけではないので、効果には変わりがありません。

◆お酢の効果

洗濯洗剤とともに、柔軟剤を使うことがありますね。
柔軟剤は、繊維に柔軟性を与えるために使う仕上げ材ですが、吸水性が悪くなるのが難点です。

柔軟剤の代わりに、お酢を入れてみてください。
ほとんどの洗濯用洗剤は、弱アルカリ性です。
どんなに十分すすぎをしたとしても、洗濯物にはアルカリ性が残ってしまいます。これが、こわごわ感を残してしまうのです。

お酢は、強い酸性なので、少量(大さじ1杯程度)入れるだけで、
十分これを中和することができます。
お酢がリンスの代わりになるというのも同じこと。
最後のすすぎの水の中に、加えてください。

香料がついていないので、柔軟剤のようにいい香り〜!と感じることはできませんが、無添加柔軟剤として安心して使える素材です。
殺菌効果も高いので、生乾きの嫌な臭いも防止できます。

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